ボーイ・ミーツ・ガール

で、結局パソコンから殆ど動かなかったというダメ人間な一日でした。
起きたの結局12時過ぎてからだし。うあうあうー。


そして『僕と、僕らの夏』をクリア。
何と言うか、普通に面白かったなー。特に後半から視点がガラリと変わった辺りからそれはググッときた訳で。
トータル的に見ると、シンフォニック=レインよりも良く纏まっていた感じでした。
それぞれのルートが意味を持っていて、それが裏ルートにもきっちりと生かされていて。
だからこそ裏ルート2つめの最後の演出に感動した訳で。
だってさ、エンディングで流れる曲のア・カペラverが締めで入ってくるんですよ!?
うあー、クライマックスだちきしょーみたいな感じですわ。
某氏みたいに感想を上手く書けないのが悔しいんですが、このゲームの真価は「複数視点」にあると思います。
表では主人公とそのヒロインを中心とした視点で物語が進む訳ですが、
裏に入ると「彼女」側の視点に移ります。
その彼女は主人公やその他のヒロイン達とは違う「汚れた部分」を持っていて、
その部分に彼女の行動や言動が囚われつつ話が展開していきます。
この時はこう考えていたのかーという裏の彼女の気持ちと言いますか、
そういうのが垣間見えると言いますか。
そして、そういうのに限ってドロドロとした汚い心を描く事が多くて。
純粋な主人公達の行動に嫉妬したりして。
自分の思い通りのシナリオにしようと画策しても、良心の呵責に苛まれて。
それが実行できたとしてもその後悩んでしまったりと。
そして、遠回りしたようだけれどもしっかりと「成長」している姿を描き出す。
その描写が『僕と、僕らの夏』は上手く描いているなーと思いました。
……何かこれやって、色々と考えさせられたと言うか。
人の心は外に出ている表情や言葉だけでは掴めないって事がちょっとだけでも判ったり。
人間の微妙な心理の機微を、垣間見る事の出来たゲームだったなーと。
んー、何か上手く書ききれないや。頃合見計らってまたしっかり書こう。