書く事のプレッシャー

「シナリオを書きたい」という欲求と、「シナリオを書く自信が無い」という自己否定感。
書きたいように書く事が本来のスタイルであるはずなのに、
他のものと比べたり完璧を目指し過ぎると、そのスタイルは崩される。
物語を書くにあたって、妥協しなければならない所はあるのだろう。
しかし、何でもかんでも勢いのみで突っ走ってしまえば、連続性は失われ、拙い三文芝居と言われても致し方が無い。

こうやって悩んで、良いものが書ければ幾らでも悩んでみせよう。
だが、悩めば悩むほど精神が没落し、足掻いても抜け出す事の出来ない蟻地獄のような世界がそこにある。
文字の羅列を書くのは簡単である。文字を「意味のある」ものにする事は容易な事ではない。
考える事に苦痛を感じ、それに負けてただ思いついたままの文章を書いてしまっては、
自己満足の塊のような文章になってしまう。

考えて悩む事も大事。
大いに考えて立ち止まってしまう事もあるだろう。
時が来れば、地に散らばっていた悩みという薪は集められ、行動への烈火へと姿を変えるであろう。
その時を。
今は待つ時では無いだろうか。