SRCプレイ感想

今日はシナリオをプレイする日なのですよ。
『明けない夜を待ちわびて』 砂漠谷さん 全8話クリア
気が付いたら最後までプレイしていました。
潜水艦ゲームっぽい戦闘システムがウリです。運が全てなのです。
……ちくしょうっ! 何回リトライしたかっ!!
1回の戦闘はものの1分で終わりますので、サクサク進めるのは好印象。
ただし、タイトルコールを入れたままプレイすると、敵ターン時に止まってしまう事があったりします。


肝心の物語は、全編にわたって熱き血潮が滾っていました。間違っていないよね?
主人公は社会的に褒められた存在ではないけれども、誇りだけは失っていなかった。
逆にそういう不遇(?)な環境で培われた雑草魂が、アリスを立ち直らせる切欠になったと言いますか。
「ママ」の言った事ではなくて、「ママの言った事」を貫き通すアリスの姿に、とても感銘を受けました。
人は時間や環境が変われば変化するけど、「言葉」は普遍なんだなぁと。
その「言葉」に執着し、悩み、そして突き抜けた彼女の背中には、明々とした太陽が昇ったに違いないのです。
あぁ、『貫く』って大切なんだ。そんな事を考えさせられるシナリオでした。
また、全てのキャラクターに何かしらの意味を持たせているのも凄いと思いました。
ドーター達も悩みながらも最終的には自分の意思で「生きる道」を選んでいるし、
所長さんがあぁいう風に考えていたのは、正直予測していなかったというか。
これが砂漠谷さんのクオリティなんだなと、改めて感じました。


そういえば、時たま出てくるいぢめ描写に、身の毛もよだつ思いがしました。生々しいよっ。
これも砂漠谷クオリティ、恐るべしだっ!!