みなさん、クリスマスだからってプレゼント投下し過ぎですよ!!
という事で、時間があったので色々プレイしてみました。
プレイしたのは『クリスマスソングをうたおう』『メロスさまが視てる』『英雄タイムス』です。


『クリスマスソングをうたおう』 浦瀬ヒガタさん 全1話完結
心はどこにあるのかを探索している少女の物語。
というか、心は体のどこかにあるとか、超唯物主義満載な女の子ですのう。
その為に他の人の体を解剖しちゃうとか、何考えてるんすか!
えーっと、うんじゃあ、「この作品には、作家の心が篭っている」と謳われる芸術品はどないやねん!
とか思ってしまう僕の心はどうなんだろう。
逝きそびれに「心」の所在が見出せた彼女も、確かにらしいのかもなぁって思います。


あと、バラバラにしていく時にパーツが小さくなっていくのをみて、
細かい所にもこだわって作っているんだなぁと感じました。
それこそ、「神は細部に宿る」ってやつですよ。


『メロスさまが視てる』 五目ペチカさん 復讐しないルート終了まで
何というか、オペラを観ている印象を受けました。
下衆な輩のわりにはよく話しちゃうし、貴族さんは難しい言い回しをするし。
そして、どこまでも詩的な雰囲気が素晴らしいなぁと思いました。
物語としては、太宰治の「走れメロス」っぽく、三日間のうちに帰ってこなければ
お友達は死んじゃうよ? みたいな感じで。
しかし、故郷の人達はみんな殺されちゃってるし、辿り着いた先で待っていたのはやっぱり火炙りだったし。
とっても救われない話ばかりでしたのう。
ちなみに、復讐しないルートは走れメロスを踏襲している為に、ある意味作りやすかったんじゃなかろうかと。
逆に、復讐するルートは色々考えなきゃならんのだろうなーと。
どう考えても「キェキェキェ! トメィトゥジュースっ!!」っぽい展開になりそうな気がするんですが、どうなんでしょう。
雰囲気はとてもよい感じなので、この路線を突っ切って欲しい所です。


最後に重箱の隅を突付くようでアレですが、鎖を繋ぐところでの「戒め」は「縛め」じゃないかなーと。
あと、最初の戦闘でKeepBGMされていなかったような気が。


『英雄タイムス』 ゼアルさん 第3話まで
SRCにおけるオリジナル等身大シナリオのごった煮シナリオゥ。
この作品群の中でやった事あるのは「死神遊戯」と「死神探偵スズキ」。
「BraveEdge」はちょっとかじっただけ。激槍のタオルフさんは出るんでしょうか。


悪の組織アビスに付けねらわれる太陽と、その仲間達が織り成す愉快な物語って感じで。
ブレイブエッジのキャラさんは楽しそうなのが多いなぁ。セラさんとか。
まぁ、変身系が多いのは、作者さんの趣味という事ですね!
というか、あれだ! どんな重い展開になっても、最後のアレでほんわか気分になっちゃうんだよ!


ゼアルさんはホント、共闘シナリオに手馴れているなぁって言う感じを受けました。
キャラクターを掴んで、きっちりと動かせるのは正直言って羨ましいのですよ。
こういうシナリオをプレイすると、僕も何か作ってみたいなぁって思うわけですが、
思うだけで、何もアイディアも湧いてきませんし、何より勇気という奴が中々……。