どうにもこうにも

観に行ってきました、ゲド戦記
ジブリ作品として観に行くと完全に裏切られます。
前評判はあまり良くなかったらしいのですが、実際に観に行ってみると「ああ、なるほどな」という感じでした。
各キャラクターは良い素材を持っているのですが、それを上手く使いきれていないようで。
ハイタカの言葉も大味なセリフに聞こえちゃって。
彼ならばもっと凄味とその場にマッチした言葉を言えるんじゃないかな。
ピンチになる構図が「人質(捕まる)→助けに行く」というものが多くて、「またか……」とか思ってしまいました。
後は何だろなー、全体的な雰囲気が暗い。
話の都合上そうなっちゃうんだろうけれども、もっと明るい場面が欲しかったと言いますか。


ストーリー構成に難はあるけれども、キャラ造詣はそこそこじゃないかなと。
少なくとも、「もう一度観に行こうぜ!」と言われて観に行きたい映画ではなかったです。
「そこで『時をかける少女』ですよ」と言われそうなんですけど、
その映画観る為に鑑賞料の何倍もの交通費と時間を費やさないと観に行けないんですよう。
ガッデム! これだから都市部と地方との(文化的な)格差が生まれるんだよう!