第3回SRC学園シナリオコンペ

本日、無事公開されました。
ただし、SRC公式ページの方ではまだ登録はなされていないようですので、
GSCの方から落としてくださいな。


という事で、第3回SRC学園シナリオコンペが公開された訳ですが。
……ゴメンなさい。今から自分探しの修行へ出掛けて来ます。




と、頭を隠したくなる位恥ずかしいよ、僕のシナリオっ!!
ものすごくレベルの高いシナリオコンペとなりました。
いやー、楽しい。物語としても面白いし、様々なギミックを使っているのもあったりして。
流石に13作品(自分のを外すと12作品ですが)もプレイするとなると、キツイものがありますね。
今回のコンペは、プレイヤーにとってもマラソンがコンセプトなのでは?
今日は5作品で打ち止め。ではでは、プレイした順番に感想をば。



『駆け抜けたその先に……』 木藤さん
凄く良い話だったのに、だったのにーっ!!
まさかそこでああなるとは思いもよらず。
ゴールしても、心の中にまで声が聞こえたあの人は居ない――。
詠の奥深く眠っていた走る感覚を呼び覚ましてくれたのに……。
……っと、哀愁に浸っている場合じゃないですよね。
戦闘評価はAでした。援軍は呼ばれちゃいましたけど、多分SP使わずに倒そうとしてたからだ。ちぇ。


『マラソンってなあに』 らきとさん
な……、何だっ!? このほのぼのとする感覚はっ!?
というか、その視点は思いつかなかったよ。流石はラさんと言ったところでしょうねー。
人間を「あくま」と呼んでいる所に惹かれた。やっぱモンスター視点ならばそーなんだろうなー。


『一般人、能力者の事情』 おずまんさん
人形劇が凄く丁寧。描写も素晴らしく丁寧。
とても突貫工事で作ったとは思えないほどの出来ですよっ!
登場人物が絞られていたので判りやすかったですし、どのキャラも個性的で魅力があるというか。
瑠衣の一生懸命さに、あの飄々とした政宗も心熱くして先生と戦うのですから、
キャラクターの心の動きなんかも凄く良いなーと思いました。
つか、マラソン大会ってやっぱり一般人は辛いのね……。


『Run Together』 マイヤーさん
ああ、最後までプレイしてみると、正しく題名の通りだ。一緒に走ろう。
ラソン大会で勝つという、非常に単純な事なんですけれども、
それを脇役(勿論主役も)がワイワイと盛り立ててくれたといいますか。
ダンジョン探索部の皆様、素敵過ぎるよ。こんな人たちと学園で過ごしてみたいですね。
会話に無駄があるようでない、というのがこのシナリオの強みですね。
久々に掛け合いの素晴らしさを伝えてくれたシナリオでした。
最後のシーンは鳥肌が立ちました。持って行き方がうまいですよ。


『シロイユメ』 高野M明さん
力の入れようが半端じゃないよっ! 何だこれはっ!?
M明さんのシナリオは、MAPチップを使って情景を描写する方なのですが、
今回は物語とのシンクロ率が異常に高いです。
特に雪原の風景と、最後のそこの風景。雪雲から青空に転換しているたぁ、憎いですなぁ。
非常に熱いストーリーが貴方を待っています。
マイヤーさん然り、最後のシーンは鳥肌もの。
フェイティア(能力)に縛られ、フェイティアによって生かされる。
この力は人を縛るものなのか、人を活かすものなのか。
否、フェイティアが人を決めるのではない。人がフェイティアを「決めて」いくのだ。
とかとか、そんな感じのお話。
個人的には心に残った物語でした。人間の強さ・逞しさを垣間見ることが出来ましたから。
最後に名言が一つ。
「震えているのは足ではない、心だ」