道路を横切る犬

3車線の道路を、我が物顔で進む犬がいました。
もちろん、車がビュンビュン走っている中で。
見ているこっちは、ハラハラドキドキものでした。
はねられないかなぁ、轢かれないかなぁって。
確かに、自然の中で生きている犬さんにとっては、車なんて存在はどうでも良いものなんでしょうね。
流石に、「俺が歩けば、どんな車だって止まるんだぜ」とか考えながら歩いているわけも無く。
人間の作ったルールを平然と壊して進む犬さんに、憧れ――る訳ではありませんが、
非常の存在というものの滑稽さを感じました。
ちょっとおかしく、しかして色々と考えさせられた一場面でした。